2013/11/16

生きていく

生きていくことは時には死ぬことよりも辛いのかもしれない
という言葉は聞いたことがある。
死ぬことの実感は経験したことがある。
昔、もういつ死んでもいいやと、不謹慎なことを思っていた時があった。
そしたらある日夢を見た。
殺される夢。
本当に待ったなしで殺される。
その時、死にたくないって思った。腹の底から死にたくないって思った。
泣けてきた。
これから一緒に年老いて行く妻の姿を見れないのかと思うと、死にたくないって思った。
あれは神様に怒られたんだと思う。
あれ以来、いつ死んでもいいなどという不謹慎な考えは持たなくなった。
しかし・・・。
生きて行くのも辛い時もある。
数年前、最愛の祖母が亡くなった。
その死に顔は笑っていた。
本当に笑っていた。
小さな亡骸はあっという間に白い骨になって出てきた。
小さな小さな骨だった。
しかし、祖母は人間の生きざまの姿を最後に見せてくれた。
生きて死ぬということがどんなに荘厳なことか。
最後に笑って死ねることの、なんと凛々しいことか。
そして人間最後は骨になるだけなんだよと。
幼いころ、最愛の人を突然失った。
もう二度とあんな想いはしたくない。
大人になってからは、最愛の人を傷つけた結果失った。
もう二度とあんなことを繰り返してはいけない。
とにかく、もう二度と自分の愛する者を失いたくはない。
繰り返してはいけないことは繰り返してはいけない。
絶対に。